コウノ式妖怪研究工房
コウノ式 新型 妖怪図鑑 『新形画図百鬼夜行』
azukiarai
【一本だたら】いっぽんだたら
厄日である「果ての二十日」(12月20日)に山中に現れるひとつ目一本足の妖怪。
恐ろしい姿だが人に危害を加えることはしない。
「たたら」とは製鉄の道具である「ふいご」のことで、古代から近世にいたるまでこのふいごを利用した「たたら製鉄」が発展した。
一本だたらの伝承も鉱山に多く、製鉄に従事する人々、所謂「鉄の民」への畏敬の念が生んだ妖怪伝承なのかもしれない。
「もののけ姫」にも「たたら場」が出てきますよね? あそこで働いている人たちは片足でふいごを踏み込むので片足が萎えることが多く、火の粉で目を痛めて隻眼になることもあったという。やはり「鉄の民」が妖怪視されたんだろうね。
一本だたらは郵便屋さんを襲わないという説があるんだけど、なんでだろう……? 郵便ポストを仲間と思ってるんだろうか?