コウノ式妖怪研究工房
コウノ式 新型 妖怪図鑑 『新形画図百鬼夜行』
azukiarai
【倩兮女】けらけらおんな
江戸後期の絵師、鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』にある大女の妖怪。
道行く人の前に急に現れ、唇を反り返しながらけらけらと笑う。
石燕は、古代中国の楚の国の故事から、美貌を以て男を惑わす傾城の美女の話を引き合いに出し、この倩兮女を生前に男性を弄んだ女の霊であると記述している。
ちなみに「倩兮(せんけい)」とは愛らしい口元、もしくは愛らしく笑う様をいう。
たぶんこれも鳥山石燕の創作妖怪だろうけど、けらけら笑う女の妖怪の話は石燕以前にもあるので元ネタはあったんだろうね。女性のけらけら笑いも時と場合によっては怖い。しかし、どう見ても男性を弄ぶ容姿には見えない……。
「地獄先生ぬ〜べ〜」ではけらけら笑っていじめられっ子のまことくんを元気づけてくれる妖怪として登場。ラストが泣ける。