コウノ式妖怪研究工房
コウノ式 新型 妖怪図鑑 『新形画図百鬼夜行』
azukiarai
【雲外鏡】うんがいきょう
江戸後期の絵師、鳥山石燕の『百鬼徒然袋』にある鏡の妖怪。
妖怪の正体を映しだすという「照魔鏡」が、あまりに多くの妖怪を映しだしてしまったがためにその妖気に当てられ妖怪変化した。
鏡は魔を退ける退魔の道具としての側面と、逆に魔を引き寄せる呪具としての側面がある。呪いの儀式である「丑刻参り」では胸元に鏡を下げ魔を引き寄せる。
たぶん鳥山石燕の創作妖怪だろう。しかし、大陸の『事物原始』 によると、かの太公望呂尚が妲己に化けた九尾の狐がの正体を暴くのに使ったという。白面金毛九尾の狐の妖気に当てられたのだから妖怪化しても仕方ないね。
旧作の映画「妖怪大戦争」ではなぜか雲外鏡は狸の姿で、占い師の水晶玉みたいにおなかにいろんな場面を映し出す。「妖怪ウォッチ」ではワープゲートとして活躍するよ。便利妖怪。
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