コウノ式妖怪研究工房
コウノ式 新型 妖怪図鑑 『新形画図百鬼夜行』
azukiarai
【一つ目小僧】ひとつめこぞう
一つ目の子供の妖怪。民間伝承や絵画などたくさんの資料が残っている。
関東では「事八日」(2月8日と12月8日)に山から一つ目小僧がやって来て、その家の日頃の行いを知らべ疫病神に報告する。そして、疫病が身に目をつけられた家には災厄が訪れる。
一つ目小僧は、柊や針など「目を突き刺す物」か網や籠などの「目が沢山ある物」を嫌うので、これらを家に掲げておくと退けることができる。
一つ目小僧は「目がたくさんある物」を置いておくと、一晩中「目」の数を数えて気がつけば朝になって退散せざるを得ないんだって。西洋の吸血鬼も家の前に豆を置いておくと気になって数えてしまうという。マヌケです。
「一つ目」っていうフォルムは日本の妖怪の定番だね。「一眼国」って落語では、どこかに一つ目ばかりが暮らす国があって、普通の人間がそこに迷い込むと「二つ目は珍しい」ってことで見世物にされる。